2009-02-23 月曜日
きもの
着物は流行や体型に左右されないので、着ているご本人のキャラが、そのまんま表れます。
だから着物を選ぶときは、見た目ではなく性格に合わせたほうが、お似合いになることが多いようです。
着物や帯だけでなく、ちょっとした小物の合わせかたや、着つけのしかたにもキャラが出るのが、また楽しいところ。
「着物占い」ではないですけれど、着物姿を拝見すると、だいたいの性格がわかる気がします。
どの方にもそれぞれ持ち味があるので、自分らしく着る、ということが一番素敵な着物姿だと思います。
2009-02-16 月曜日
きもの
帯締めは、引っ張ってみて伸び縮みするものが、ゆるみにくく、よく締まります。
手組みの帯締めは、手元で糸を調節しながら組んでいくので遊びがあり、それが伸縮性につながります。
逆に機械組みですと、糸を伸ばしきった状態で組んでいくので、あまり伸び縮みしないのです。
帯締めは手組みが良い、と言われるのはそのせいなのですね。
たくさんの種類を揃えたこともありましたが、結局いつも使う色は決まってくるので、今は少数精鋭にしています。
有名な道明さんの帯締めは、本当によく締まるのでおすすめ。
本店は上野ですが、大阪でしたら難波の高島屋で購入できます。
2009-02-14 土曜日
きもの
着物を着るとき、意外に扱いが難しいのが、赤。
赤は、可愛くなる色ではあるのですが、同時に野暮ったくもなりやすいように思います。
洗練された雰囲気で赤を効かせるのは、なかなかテクニックが必要な気がします。
それから、紺も難しい色です。
紺は、そのまま着ると仲居さんっぽくなってしまいます。
「日本人に一番似合う色」とはいわれますが、お洒落に着こなすのは工夫次第のような。
緑は、着手を選ぶ色です。
似合う方は難なく着られるので、個性的な色なのだろうと思います。
わりに誰にでも似合いやすい色は、ピンク、紫、黄色でしょうか。
ピンク、紫はいろいろなニュアンスのものがあるし、黄色は女性を綺麗に見せます(竹久夢二は、歴代のモデルの女性に黄八丈を着せていますよね)。
洋服だと難しい色ばかりなのですが、着物だと失敗なく決まりやすいようです。
難しい色に挑戦するのも良し、安心な色を着るのもまた良し。
着物には美しい色がたくさんあるので、ぜひ様々な色にチャレンジしてみてください。
2009-02-07 土曜日
きもの
どうしても着つけがうまくいかない、あるいは着心地が悪い・・・という場合は、着物の寸法が原因であることも多いです。
寸法が自分に合っていると、着姿もぴしっと決まりますし、着崩れもしにくく、着心地も良いものです。
また、毎回同じ位置に腰紐を締めることができるし、衣紋の抜き加減も一定になるので、着つけにかかる時間も短縮することができます。
ただ、最近は寸法出しのできる呉服屋さんが少ないのが困ったところ。
マイサイズで仕立ててもらったはずなのに、身丈が長い、身幅が広い・・・などのお悩みをよくお聞きします。
一番確実なのは、ご自分のもっとも着易い着物から寸法を割り出す方法。
基本的にはこの寸法で、例えば裄をあと○cm長く、とか褄下を○cm短く、とか。
さらにご自分の着姿の好み、衣紋を多く抜きたいとか、身幅を広めにとかをカスタマイズしていきます。
ちなみに私は日舞をするので、裄と袖丈は長め、身幅は広めに仕立てていただいています。
そのままだとあまりにぞろっとした着姿になるので、繰越は控えめにして、衣紋をあまり抜かずに着ています。
少しづつ微調整しながら自分の寸法を決めていくのも、着物の楽しみのひとつであると思います。
2009-02-03 火曜日
きもの
お腹まわりは大変に暖かいのですが、着物は末端が冷えやすくできていますね。
首はマフラー、手は手袋、脚はレギンスで対処できますが、最後に残るのが爪先の寒さ。
洋服の場合は靴でカバーされていますが、草履や下駄ですとかなり足元の冷えを感じることがあります。
私の場合は、冷えやすいので夏でも足袋と足袋カバーを重ねて穿いています。
タビックスを重ねたり、爪先用のカイロを貼ったり・・・という工夫をされている方も。
最近はもこもこ素材のタビックスもあるようですね。
あるいは、防寒草履を履くのもよいかと。
アザラシの毛皮でできてるもの、ドーム型のカバーがついているものなど、探すといろいろあります。
ちょっとスリッパっぽいのも愛嬌で。
手作りが得意な方は、雨下駄の爪皮の内側に、ご自分でファーを貼られても。
もこもこが貼ってある爪皮、暖かい上にかなりかわいいと思うんですよね。
どなたか作って、通販してください!

画像は雨用の爪皮をつけた下駄。
ファーは貼っていませんが、爪先をカバーするだけでも冷えはかなりましになります。
2009-01-29 木曜日
きもの
袋帯では前幅を広くするのがスタンダードですが、私は名古屋帯のときでも幅出しをします。
帯の前幅は約15cmですが、これは日本人の平均身長が150cm以下だった頃に決まったもの。
現代人は当時より10cm以上平均身長が伸びているので、ほとんどの方は少し幅を広げたほうがバランスが良くなるかと思います。
名古屋仕立て(胴回り部分を半分に折り、縫い込んだ仕立て方法。広げたままの仕立て方法としては、松葉仕立て・額縁仕立てがあります)の帯の場合は前幅を広げることができないので、私は巻くときにずらします。

一巻き目は高く、二巻き目は低く。
また、斜めにならないよう、右から左まで同じ幅でずらすようにしています。
2009-01-26 月曜日
きもの
以前習っていた日本舞踊の先生が、大変な着道楽でいらっしゃいました。
私は当時独身で一人暮らしだったので、毎日のように先生のお宅に伺い、着物のお世話をさせていただいていました。
先生が着られた着物の衿をベンジンで拭く、たたんで箪笥に仕舞う、今から着られるという着物を探す・・・。
多いときには朝、昼、晩と予定に合わせて着替えられることもありましたから、圧倒的な量の着物に接する機会を得ていたのでした。
私の着物の選び方やコーディネートの仕方は、この先生の影響が大きいです。
この集まりにこの立場で行くときは、この季節にこの場所へ行くときは、などの細かいTPOを間近で見せてくださったことも、今仕事をする上でとても役に立っています。
着つけは多くの先生に習いましたが、着物そのものについて教えてくださったのは、この先生だったなと思っています。
2009-01-23 金曜日
きもの

草履を持ち運ぶときの型崩れ防止に、伊と忠さんから鼻緒枕が出ています。
こんなに可愛いのに2100円!
桜のモチーフで、ピンク、ブルー、黄色があります。
2009-01-22 木曜日
きもの
実は今、空前の着物ブームなのですよね。
成人式では、女性は過半数が振袖を着ていて、男性にも袴姿が増えてきています。
浴衣もプレタが主流になって買いやすくなり、着たことがない方のほうが少ないくらい。
着物に関する出版物も、数年前では考えられないほど多くなってきています。
それなのに。
着物業界は悲しいかな暗いニュースばかりです。
小売店の閉店、問屋の倒産、生産者の後継者不足・・・。
このままでは着物の先行きが本当に危ぶまれます。
私は着付教室をしているので、もっともユーザーに近いところに居ますが、皆さん口を揃えておっしゃるのが「新品で欲しいと思う着物がない」ということ。
今の着物ユーザーは、リサイクル店で買う、家にある着物を着る、という方が主流です。
新しい着物を買いたくないわけではないけれど、価格が高い、素敵だと思える着物がない、どこで買っていいのかわからない、などの理由から二の足を踏まれる方が多いようです。
これらを流通システムの問題、生産者の勉強不足、小売店の怠慢・・・といってしまうと簡単なのですが、着物業界ならではの複雑な経緯があり、なかなか現状から脱却できないような仕組みが出来上がってしまっています。
着物ブームであるのに業界が衰退していくのはあまりに惜しいですし、特に技術の継承者としての生産者が居なくなってしまうことは、この上ない痛手です。
ユーザーのひとりとして、自分に何ができるのかを、日々考えています。
2009-01-18 日曜日
きもの
着物で暮らすようになってほぼ7年になります。
自転車、ボーリング、焼肉・・・と、日常生活には特に困ることはないのですが、先日「病院ではどうするのですか?」とのご質問をいただきました。
そういえばここ7年、内科の診察は受けてない・・・。
歯科や眼科でしたら着物で問題ないですしね。
以前、DVDで田宮二郎主演版のテレビドラマ『白い巨塔』を観ていましたら、着物で診察を受けておられるシーンがありました。
帯をはずして、衿元をはだけて聴診器を当てておられましたが、終ると看護婦さんがすっと帯付けを手伝われたんです。
看護婦さんはもちろん洋装ですが、多くの方がお太鼓をつくることができたんですね。
昭和50年代でしたが、良い時代だったんだなあーと思います。