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夏着物を涼しく着る工夫

2013-05-22 水曜日

きもの

急に気温が上がってきましたね。

私は5月に入ると単衣を着ることが多いですが、それでも暑いと感じる日が多くなってきました。
これからの季節、「着物は暑くて着られません」というお声をお聞きすることがよくありますので、夏場に着物を涼しく着る工夫を書いてみることにいたします。

1.天然素材を着る
盛夏は絽や紗などの絹もの以外にも、しじら織などの木綿や、小千谷縮に代表される麻など、夏の天然素材の着物はたくさんあります。
木綿や麻でしたら自宅で洗濯が可能ですので、気軽に着られるかと思います。
また絹製品の場合は、やはり一度でも袖を通すと汗がつきますので、「ひと夏着倒す」くらいの感覚で何度も着て、季節の終わりにクリーニングに出されると良いようです。

2.襦袢を工夫する
いちばんのおすすめは二部式の襦袢です。
「うそつき」とも呼ばれる、身頃は木綿で袖がポリエステル絽の半襦袢に、ベンベルグの裾よけをつけます。これなら肌に直接触れる部分は天然素材ですし、また洗濯機で洗うこともできますので快適です。
礼装でないときは、半襦袢を振りのない「筒袖」のものにされると、さらに体感温度は低くなります。
長襦袢派の方でしたら、絽や紗のほか、洗える絽、麻、また最近注目の「爽竹」などは涼しく着られます。化繊の長襦袢は残念ながら一般的に通気性がなく、とても暑く感じますので、あまりおすすめできません。

3.肌着のこと
ダブルガーゼの肌襦袢は冬ものですので、サラシか楊柳、麻混にします。
またステテコは、私は一年を通して穿いています。膝裏の汗を吸いとってくれるので、大変快適です。
ブラジャーも、ぜひ取ってみてください。よほど胸の豊かな方が押さえるために和装用をつけられる以外は、着物のとき実はブラジャーは必要ありません。

4.補正をしない
補正をすると汗を吸いとる…とは言われますが、汗の量は増えると思います。
私は撮影や礼装以外では、全く補正をしていません。
今まで1000人以上の方に着つけレッスンしましたが、体型的に本当に普段着から補正が必要な方は、ごくわずかでした。
ぜひ一度補正をせずに着物を着てみてください。

5.着つけする場所を涼しく
「着つけ中に汗だくになる」とよくお聞きします。
着物は構造上風を通すようにできていますので、着てしまうと意外に快適なのですが、着つけにまだあまり慣れていないときは、着ているときに汗ぐっしょりになってしまうようです。
着つけが終わるまでは、部屋を涼しくされるとかなり楽になるかと思います。
また、特別暑がりの方は、保冷剤をハンカチにくるんで持ち歩くと、比較的快適に過ごすことができるとのことです。

思いつくまま書き出してみましたが、上記のほかにも紐や帯の締め方で体感温度が変わってくる場合があります。
そのあたりは文章ではお伝えすることが難しいので、もしお悩みでしたら教室にてお尋ねください。

今年は素敵な夏着物姿の方が、さらに増えることを願っています。

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