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紐の締めかた、帯の締めかた

2016-01-23 土曜日

きもの

キモノ*スイーツのレッスンを受けてくださった方からは、一様に「こんなに着物が楽だと思わなかった」というご感想をいただきます。

なぜ楽に着られるのかと言いますと、紐の締めかた、そして帯の締め方に工夫をしているからになります。

胸紐は、必ず背中側の紐をクロスした部分のみ、しっかりと締めます。
逆に背中のクロス部分はあまり締めず、前の胸の下あたりの結び目をきつく締めると、大変苦しくなります。
背中側さえしっかり締めておけば、前はそう締めなくても緩みませんので、ぜひお試しください。

伊達締めも同じく、背中側のクロスした部分はしっかり締める、前は「締める」というより「押さえる」という感覚です。

また帯は、胴回りの下線「わ」の部分だけ締めます。
胴回り全部をきつく締めると苦しいですし、全部をあまり締めないと、帯がゆるんで落ちてきてしまいます。
下線のみ締めてあれば、帯は落ちてきませんし、また上部分はゆったりしていますので楽ですし、そして枕の紐や帯揚げも簡単に入ります。

もしお試しいただいても締め加減がわかりづらいようでしたら、ポイントレッスンも可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
キモノ*スイーツ認定講師にも、紐や帯の締めかたは時間をさいて伝えておりますので、そちらをご受講いただいても大丈夫かと思います。

着物を楽に着られる方が増えると嬉しく存じます。
ぜひ一度、締めかたを意識してみてください。

ラボ★ナイト「着物にまつわるあれこれ」

2015-09-27 日曜日

きもの

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10月16日(金)19:00~あべのハルカス近鉄本館スペース9にて、着物に関するトークイベントです。
今回は芸名の「山村若静紀」として出演になります。

着物を楽しむ工夫や、着つけ本の撮影秘話などもお話させていただきます。
お仕事帰りにでも、お気軽にいらしてくださいね。

お申し込み

『決定版!魔法の「15分着つけ」』

2015-09-26 土曜日

きもの

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いつもお世話になってる着物雑誌『七緒』さんから、着つけの本を出していただくことになりました!

10月2日に発売予定ですが、おかげさまでAmazonの着物本で1位になったとのことです。
たくさんのご予約、本当にありがとうございます。

特典として、動画あり、早わかり表あり。
ぜひ着つけのご参考になさってくださいね。

『七緒 冬号』

2014-12-06 土曜日

きもの

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本日発売の雑誌『七緒』の特集 “まさかの「15分」着つけ入門” のp18~p45を、監修させていただきました。

じっくり読み込んで、丁寧に実践してくだされば、きっと早くラクに着つけできるようになると思います。
ぜひお試しください。
もしご不明点などおありでしたら、東京と大阪でレッスンしていますので、お気軽にご受講くださいませ。

今号は他にも、たんすの中にあるものでのコーディネート、男性の着物入門、人気の縞柄のコーディネートなど、読みごたえたっぷりです。

どうぞ本屋さんでお手にとってみてくださいね。

グンゼ再発見!?

2014-04-11 金曜日

きもの

着物で毎日生活していますので、襦袢の下に着る肌着は、快適さと実用性を何より重視して選んでいます。

しばらくは大阪船場のシルク専門の問屋さんで購入した、ウォッシャブルシルクの肌襦袢とステテコを通年使っていたのですが、残念ながらこちらのお店が閉店してしまい、ちょうどよい肌着が見つからず困っていました。

そんな折たまたま通ったご近所のお店で目についたのが、昔なつかしいグンゼの「快適工房」シリーズ。
ふと着物に向くかと思い、V首七分袖のシャツと、足首までの長さのスラックス下を買ってみました。
着てみると私が着物用の冬物肌着に求める条件が、すべて揃っていることに大感激。

シャツの衿ぐりは着物の衣紋にぴったり沿いますし、七分袖は長過ぎて袖口がもっさりすることなく、冷えやすい肘がちょうど隠れる長さ。
スラックス下は、足首までの長さがあるので温かく、白なので足袋との境目が気になりません。
また太ももや膝まわりはゆったりしていて楽なうえ、足首周辺は伸縮性のある素材なので、お手洗いのときすべり落ちる心配がありません。

木綿100%で肌ざわりも良く、お値段もかなり控えめです。
古くからある定番商品なので、急に手に入らなくなる心配をしなくてもよいのも魅力です。

…と、良いことずくめのグンゼ「快適工房」シリーズ。
ただ唯一の問題点は、あまりに見た目が「昭和」っぽいところでしょうか…。

これからの季節は、さらしの肌襦袢と「さらっとLINE」などのステテコがおすすめですが、実用的な防寒の肌着をお探しの方がいらしたら、ネットでも買えるようですので、ぜひ試してみてくださいね。

『七緒 vol.34』

2013-06-07 金曜日

きもの

本日発売の『七緒 vol.34』64p~73p「突撃!!着崩れレスキュー隊」にて、浴衣や夏着物の着崩れ対策をレクチャーさせていただきました。
127pではお薦め本のご紹介も。

今号は夏着物の大特集、読みごたえ見ごたえのある記事が満載ですので、ぜひお手にとってご覧になってくださいね。

夏着物を涼しく着る工夫

2013-05-22 水曜日

きもの

急に気温が上がってきましたね。

私は5月に入ると単衣を着ることが多いですが、それでも暑いと感じる日が多くなってきました。
これからの季節、「着物は暑くて着られません」というお声をお聞きすることがよくありますので、夏場に着物を涼しく着る工夫を書いてみることにいたします。

1.天然素材を着る
盛夏は絽や紗などの絹もの以外にも、しじら織などの木綿や、小千谷縮に代表される麻など、夏の天然素材の着物はたくさんあります。
木綿や麻でしたら自宅で洗濯が可能ですので、気軽に着られるかと思います。
また絹製品の場合は、やはり一度でも袖を通すと汗がつきますので、「ひと夏着倒す」くらいの感覚で何度も着て、季節の終わりにクリーニングに出されると良いようです。

2.襦袢を工夫する
いちばんのおすすめは二部式の襦袢です。
「うそつき」とも呼ばれる、身頃は木綿で袖がポリエステル絽の半襦袢に、ベンベルグの裾よけをつけます。これなら肌に直接触れる部分は天然素材ですし、また洗濯機で洗うこともできますので快適です。
礼装でないときは、半襦袢を振りのない「筒袖」のものにされると、さらに体感温度は低くなります。
長襦袢派の方でしたら、絽や紗のほか、洗える絽、麻、また最近注目の「爽竹」などは涼しく着られます。化繊の長襦袢は残念ながら一般的に通気性がなく、とても暑く感じますので、あまりおすすめできません。

3.肌着のこと
ダブルガーゼの肌襦袢は冬ものですので、サラシか楊柳、麻混にします。
またステテコは、私は一年を通して穿いています。膝裏の汗を吸いとってくれるので、大変快適です。
ブラジャーも、ぜひ取ってみてください。よほど胸の豊かな方が押さえるために和装用をつけられる以外は、着物のとき実はブラジャーは必要ありません。

4.補正をしない
補正をすると汗を吸いとる…とは言われますが、汗の量は増えると思います。
私は撮影や礼装以外では、全く補正をしていません。
今まで1000人以上の方に着つけレッスンしましたが、体型的に本当に普段着から補正が必要な方は、ごくわずかでした。
ぜひ一度補正をせずに着物を着てみてください。

5.着つけする場所を涼しく
「着つけ中に汗だくになる」とよくお聞きします。
着物は構造上風を通すようにできていますので、着てしまうと意外に快適なのですが、着つけにまだあまり慣れていないときは、着ているときに汗ぐっしょりになってしまうようです。
着つけが終わるまでは、部屋を涼しくされるとかなり楽になるかと思います。
また、特別暑がりの方は、保冷剤をハンカチにくるんで持ち歩くと、比較的快適に過ごすことができるとのことです。

思いつくまま書き出してみましたが、上記のほかにも紐や帯の締め方で体感温度が変わってくる場合があります。
そのあたりは文章ではお伝えすることが難しいので、もしお悩みでしたら教室にてお尋ねください。

今年は素敵な夏着物姿の方が、さらに増えることを願っています。

さばのゆ大学「しゃべって笑って、着こなし講座」

2012-09-23 日曜日

きもの

9月25日(火)19:30より、大阪・福島『さばのゆ温泉』にて、ちょっと変わった着物講座をさせていただきます。

『さばのゆ温泉』は、タレントの松尾貴史さんのカレー店『般゜若』の2Fにあるコミュニティスペースで、放送作家の東野ひろあきさんが顧問となり、落語会やライブ、トークなど様々なイベントを行っておられます。

今回は「しゃべって笑って、着こなし講座~素敵だもの着物だもの」と題して、着物の講座を受け持ちます。
着物の着こなしのこと、着物に関する疑問点、また着物姿が素敵な画像を見ながらの着物トークなど、もりだくさんの内容。
スペシャルなゲストも登場しますので、ぜひお仕事帰りのひととき、ふらっと遊びにいらしてくださいね!

お問合せ・お申込みはこちらまで→

夏のこしらえ

2012-07-04 水曜日

きもの

着物で生活していますと、よく「夏は暑くないですか」と聞かれます。

もちろん夏は暑いですが、肌着に少し工夫すると、意外と快適に過ごすことができます。

私は一年を通して、肌襦袢・すててこ・半襦袢・東スカートを、着物の下につけています。
着ている枚数は同じなのですが、夏場の肌襦袢は綿クレープ、綿麻、絹綿など。
すててこは綿クレープか平織りの綿、または洗える絹のもの。
半襦袢は身頃がさらしで、袖が東レシルック絽あるいは爽竹。
東スカートは年間同じ、腰布がさらしで裾がベンベルグです。夏物の絽の東スカートは二重になっているし透けますので、体感温度は変わらない冬物を一年中つけています。
私は襦袢は二部式を愛用していますが、もし長襦袢を着られる場合は、麻や爽竹、また洗える絹の絽も市販されているようですので、おすすめです。

夏は肌着をさらっとした素材にするだけで、かなり涼しく感じます。
そして、すててこは必須。膝裏の汗が吸い取られるだけで、これだけ快適になるかと多くの方が驚かれます。

洋服でもブラジャー、ガードル、ストッキングなどをつけることを考えると、肌にあたる部分がすべて天然素材である着物は、実は夏に向いているように思います。
帯を巻くので、冷房のよくきいた室内では冷えから体をまもることができますし、また室外では体を覆っていますので日焼け防止にもなります。

礼装でなければ、ぜひブラジャーや補正をせず、涼しい工夫をして夏着物を楽しんでみてください。
着つけのときは多少暑いと思われるかもわかりませんが、袖口から風が通りぬける感覚など夏ならではの着物の心地よさを感じていただけると、とっても嬉しいです。

6/23 わかぎゑふさんの着物フリマ

2012-06-05 火曜日

きもの

毎回好評の『わかぎゑふさんの着物フリマ』、今年も開催していただけることになりました!

わかぎゑふさんお手持ちの中から、選りすぐりの着物や帯を大放出くださいます。

価格は1000円から、当日はわかぎゑふさんご本人もいらっしゃいますので、ぜひ着物のお見立てなど相談してみてください。
また今回は特別に、5000円以上お買い上げの先着10名の方に、玉造小劇店オリジナルの羽織紐のプレゼントがあります。

キモノ*スイーツにお越しになったことがない方も大歓迎、楽しみにお待ちしております。

日時:2012年6月23日(土)13:00~19:00
会場:大阪・堺筋本町キモノ*スイーツ
入場無料・予約不要

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